以前、蔵の周りに隣接している建物のみを解体した現場での、改修工事を行いました。
蔵の板金屋根 伏せ替え工事
①既存の屋根材を一部剥がして、新しい屋根材に置き換えていきます。

②コンパネ下地作業
※コンパネとは・・・コンクリートなどの型枠に使われる合板のこと。

屋根面の歪みを正し、必ずフラット状態にしてから次の工程に進みます。これを怠ると、数年後に雨漏りなどの不具合が生じる恐れがあるので、慎重に行います。
また、コンパネは耐久性に優れ、強度も高いので、下地材として使用しました。
③防水シートを張ります。
④板金屋根を張っていきます。
⑤漆喰(しっくい)を行います。

漆喰(しっくい)とは、瓦屋根の頂部にあたる「棟(むね)」の土台部分に詰められている、石灰でできた白い溶剤のことです。
瓦は、波状の形をしているので隙間を埋める必要があります。
埋めることで、屋根の棟部分を雨風から守り、瓦同士を接着することができるのです。
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